マルチブロックサイズ
1つインスタンスに複数の異なるブロックサイズのテーブルスペースを作成している状態を示す。
この機能を使用するには、ブロックサイズ毎のデータベースキャッシュを確保する必要がある。
各バッファ・キャッシュ間は互いに独立しているため適切にグループ分けを行うとDBキャッシュのヒット率を上昇させることができる。
この特性を利用してテーブルフルスキャンを連発するテーブルがあり、かつ、問題になっている場合には、
このテーブルを独立したバッファキャッシュに隔離し、他に影響を与えないようすることもできる。
注意 実際に 表領域を作成する前に、DB_nK_CACHE_SIZE 初期化パラメータを設定しないとエラーが発生する。
例) 3つのブロックサイズで運用した場合
デフォルトのブロックサイズ 8KBを用意し、小さな表のグループ用に 4KB、大きな表のグループ用に 16KB を割り当てたい場合には、以下の初期化パラメータを設定する。
初期化パラメータ | 意味 |
DB_CACHE_SIZE | デフォルト(8K)用 |
DB_4K_CACHE_SIZE | 4KBブロック用 |
DB_16K_CACHE_SIZE | 16KBブロック用 |
DB_8K_CACHE_SIZE | この初期化パラメータは無効になる |
このパラメータの変更は即座に反映され、再起動が不要。
関連事項