SQL*Plus で使用できるコメント
SQL*Plus で扱うコメントの種類は3つ
- SQL*Plus コマンドとして解釈されるコメント
- SQL コマンド内において使用することもできる単一行コメント
- SQL コマンド内において使用することもできる複数行コメント
SQL*Plus コマンド REMARK
REMARK コマンドは、文の先頭に記述して行をコメントとする。
つまり SQL*Plus コマンドでプログラムに影響しない実行命令文である。
注意
- SQL*Plus コマンドなので文中に設置するとコメントとみなされない。
- SQL*Plus コマンドなので SQL*Plus 以外のユーティリティでコメントとして扱われない。
SQL> REMARK ○×するプログラム
SQL> declare
2 .....
3 begin
4 .....
SQL コマンド内において使用することもできる単一行コメント
単一行のコメントを記述するための文字列は 「--」
同一行において 「--」 以降に書かれた文字をすべてコメントにする。
行の途中からの利用も可能。
注意
- 行末までコメントになる。コメントをキャンセルすることはできない。
- コメント内の置換文字列はコメントにならない。⇒ REMARK コマンドを使用する。
SQL> select
2 -- 名前
3 user_name
4 from
5 account;
USER_NAME
--------------------------------
富樫 歩夢
...
SQL コマンド内において使用することもできる複数行コメント
複数行のコメントを記述するための文字列は 「/*」 と 「*/」
/* 以降の文字は */ で閉じるまではコメントとみなされる。
行の途中からの利用も可能。
注意
- コメントのネストはできない。
- コメント内の置換文字列はコメントにならない。⇒ REMARK コマンドを使用する。
- SQL*Plus ではコメント行に空行を含めることができない。
- SQL、PL/SQL、SQL*Plusコマンドを判別するために入力文をすべてを解析しているわけではない。
そのため最初のいくつかのキーワードの途中にコメントを挿入するとエラーになることがある。(SQL*Plus固有の問題)
SQL> select
2 /*
3 ID
4 名前
5 */
6 user_id, user_name
7 from
8 account;
USER_ID USER_NAME
---------- --------------------------------
100 富樫 歩夢
...
空行が欲しいときには以下のような工夫をしてコメントに空欄を作る。
SQL> select
2 /*
3 * 名前
4 *
5 * ID
6 *
7 * ・・・・
8 */
9 user_id, user_name
10 from
11 account;
USER_ID USER_NAME
---------- --------------------------------
100 富樫 歩夢
...