ST エンキュー

ST エンキュー (Space management Transaction enqueue)
領域管理 トランザクション の キュー取り出し処理 ということ
キューの名前が 'ST' と記されているので 一般的に ST エンキューと呼ばれる。

ディクショナリ管理表領域において忌み嫌われるエンキュー処理 (enqueue:キューの追加)⇔ dequeue
他にもオラクルには色々なエンキューが存在する(データベースリファレンスガイド 参照)

この領域管理処理はインスタンス単位でシリアライズ化されたキュー(1つの出口しかないキュー:dequeue)で行われる。
大量にエクステントをもつセグメントが解放されると、その再帰SQLによりSTキューがエンキューされる。
その代表例として一時表領域がディクショナリ管理表領域の場合、大規模データの結合、ソート、グループ化が行われた後に発生する。(一時表領域のエクステントの解放は再起動時まで延期されることがあり、再起動直後には非常に高い負荷が掛かることになる。)

この領域管理処理中は、そのテーブルスペースへの更新操作はロックされる。 さらに別のテーブルスペースでSTエンキューを発生させる処理が起きると事態はさらに悪化する。(エクステントの獲得など)

たとえ並列化が施されたプログラムであったとしても ST エンキュー処理待ちは回避できない。
ローカル管理表領域への移行が望ましい。

 


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