ノーアーカイブログモードにするには
ノーアーカイブログモードは十分に障害対策がされており、データの復元を容易に行える環境(※)以外で
使用するのはおまりお勧めできない。例えば、オペレータよるエントリ作業がある業務など。
ノーアーカイブログモード時にはオンラインでの表領域のバックアップができない。
リカバリには前回取得したコードルバックアップに戻し、一貫性のある整合性のとれたエクスポートデータを適用する
必要がある。
障害が発生時したときのデータの損失と修復作業には相当なストレスとオペレータによる再入力作業の損失が発生する。
(※) スタンバイ、クラスタ化処理が施されたハード構成、バッチ処理の再投入などで即座にリカバリできる運用環境
の場合において大量データの高速処理という目標がある場合にはアーカイブログモードは足かせになる。
ノーアーカイブログ モードへの移行
アーカイブログモードからノーアーカイブログモードに移行した状態では、
アーカイブログモード時のアーカイブされた REDO ログファイルによるリストアはできなくなるのでコールドバックアップを取っておく。
- 現状の確認 ... (1) ← ログの出力先をメモしておく
SQLPlus で実行
SQL> ARCHIVE LOG LIST ;
or
SQL> SELECT LOG_MODE FROM V$DATABASE ;
SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE ;
...
SQL> STARTUP MOUNT ;
- ノーアーカイブログモードに変更、データベースのオープン
SQL> ALTER DATABASE NOARCHIVELOG ;
...
SQL> ALTER DATABASE OPEN ;
- (1) でメモした先のアーカイブログファイルの削除
# rm 〜
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