オラクル・インスタンスを接続制限モードにする
オラクルの接続制限モードの設定と解除
接続制限モードとはローカル接続の DBA (※) だけが新たな接続を開始できるモードのことである。
一般利用者は新規の接続が行なうことができなくなるため、DBA がメンテナンスをする場合に使用する。
(※) 厳密には CREATE SESSION と RESTRICTED SESSION 権限を所有しているユーザーのローカル接続
(注意) ALTER SYSTEM によるモードの変更は既存のセッションを制限するわけではない。
マニュアル操作によってユーザーセッションを切断する必要がある。
制限モードの設定と解除
-- 制限モードを設定する
SQL> ALTER SYSTEM ENABLE RESTRICTED SESSION ;
-- 制限モードを解除する
SQL> ALTER SYSTEM DISABLE RESTRICTED SESSION ;
オラクル・インスタンスの起動時に制限モードで起動する
起動時に接続制限モードにする場合(ローカル接続の DBA だけが接続できる)。一般利用者は接続ができないため、DBA がメンテナンスをする場合に使用する。(Oracle における UNIX のシングルユーザーモードのみたいなもの)
-- データベースのオープンまで行なう場合
SQL> STARTUP RESTRICT OPEN
.....
..... メンテナンス 作業
.....
SQL> ALTER SYSTEM DISABLE RESTRICTED SESSION ;